こんにちは。
アルコの沖です。

本日は獣害対策の講習会のお手伝い。農地だけではなく、住宅地で被害を出すイノシシ、アライグマ、ハクビシンの対策を学びました。

○イノシシ
昨今の人身被害を例に被害をどう防ぐか。突発的な事故は防ぎようが無いので、事前に防ぐ方法として、「イノシシ・ハザードマップ」を作成して、情報収集体制+対策を同時に行う仕組みがとても勉強になりました。
具体的には、①イノシシの生息地(谷津など)・移動経路(川など)、②学校施設、③通学路を抽出して図面に重ね合わせて危険箇所を選定し、ハザードマップを作成、地区で情報共有をした上で、対策を行う共助の仕組み。GISを使って下準備しとけば、さっそく使えそう!と思いました。

○アライグマ・ハクビシン
農業被害もさることながら、民家や文化財への侵入被害も大きいと感じています。個人的にはアライグマの自然生態系への被害は無視できないので、生息状況調査と対策を進めたいと思っています。

地域の方から意見があったのは、自助努力は高齢化のため限界があるということ。いろいろな地域を見ても状況は似ていますが、やり手が違うから、同じような対策は出来ません。地域にフィットした対策を考えながら進めるのが重要ですね。

講習会の様子