こんばんは。
アルコの沖です。
今日は市原市で房総ロビコスの月例がありました。
千葉県、房総エリアの地域おこし協力隊は、月に1回集まって、ミーティングをしております。
なぜ毎月ミーティングをしているのかというと、自治体の中で孤立しがちな地域おこし協力隊の横の連携を作り、仕事に関する情報交換を行ったり、仕事につながりそうな勉強会を行うことが主な目的です。
そこで…。今月から始めたのが、「食べる自慢」という企画です。
各地域の自慢の「食」を持ち寄り、それについて1分間のプレゼンをし、その場で食べるのです。
食べられるものなら、なにを持ち寄ってもいい。その食べ物のどこが素晴らしいのか、生産者はどんな人なのか、どんな食べ方があるのかを調べて、この会で伝えます。
食べ物の背景にあるストーリーを知ることで、ふだん何気なく口にしている「食」に対する意識が変わってくるのではないか、と私たちは考えます。
社会における「食」の意識を変えたいのなら、まずは自分たちから変えていこうという発想です。
記念すべき第一回目は、以下の「食べ物」が取り上げられました。
市原市(高橋さん)…コメ
鋸南町(室井さん、清水さん)…コメ
館山市(岡氏さん)…かんべレタス
南房総市(相川さんご夫妻)…「キンセンカの花びら」食用「花粉荷」
御宿町(三次さん)…トビウオの燻製(ただし、こちらは三次さんの出身地である鹿児島のもの)
面白かったのは、市原市の高橋洋介さんがプレゼンしたコメの話です。
高橋さんが活動する市原市の養老渓谷の周辺では、田んぼを5人くらいの住民が集まり耕していくという風習があるとのこと。「収穫の時期は、みんなで集落の田んぼを順々に刈り取っていくんです」と高橋さん。
自分の田んぼは自分で耕し、他人の田んぼには立ち入らないという考え方ではなく、「里山をシェアする」という考えに近いかもしれません。これ、新しいようで、実は昔ながらの方法なのだそうです。
また、館山市の岡氏さんがもってきた「かんべレタス」と南房総市の相川さんの「キンセンカの花びら」を菜種油で和えると、その場でサラダが出来上がりました。
ちなみに、「かんべレタス」はシャキシャキして、味が濃くてとてもおいしい。
この「食べる自慢」は今後も継続する予定です。
(文責:鋸南町地域おこし協力隊 清水多佳子さん)