こんばんは。
アルコの沖です。

本日は西岬地区で箱罠作りのワークショップが開かれました。
参加者は約50名で開催地の塩見を始めとして、いろいろな集落の方々が参加していました。

会は下記のような2部構成でした。

<1部>
座学で箱罠の正しい仕掛け方や大事なポイントを学びました。
正しい仕掛け方の基本は、イノシシの気持ちになって考えるです。
人間が怖いイノシシは常に恐怖心を感じながら餌を探しているので、それらを考慮した上で①場所、②餌、③誘導の仕方を組み立てる必要があります。そして大事なポイントは、親子連れがいる時期は子供だけを捕らないようにトリガーを40~50cmまで上げること。こうすることで、先に入る子供たちはトリガーに当たらず、母親が入ったときに作動させることができるようになります。

<2部>
実際に組み立ててみます。みんなでワイワイ言いながら組み立てて2基を作りました。扉部分の溶接は、集落内の鉄鋼屋さん作で、とてもキレイな溶接でした。
今回作った箱罠は自分の集落には掛けず、隣接する他集落へ掛ける予定とのこと。それをすることで、被害がまだ一部の集落でも核となる人が育つことを期待しているとのことでした。先を見据えた上でいかに他集落を巻き込むか考えて行動しているので、強固な繋がりができると考えています。

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