こんばんは。
アルコの沖です。

11日はヤマナハウスで里山生活力5本勝負~染める編を開催しました。
里山生活力とは里山で暮らす知識や技術を学ぶことで、生活力を向上させようという企画です。

今回は5本勝負の1本目。「染める編」ということで、館山市の高井に染色工房を持つ「古今」の大森さんを講師として、午後から夜まで講座を行いました。

<自己紹介>
参加者は全9名、うち6名が女性でした。多くが地元の方の参加でしたが、遠くは東京からも参加いただきました。染色を経験したことがある方も多く、最高齢の女性は足掛け20年もの間、染色のワークショップに参加した経験があるとのことでした。

参加者

<座学>
まずは室内で座学から開始しました。和服にひょっとこのお面を付けて登場した大森さん。見た目で笑いを取りつつ、染物に関する世界や日本の歴史、雑学などを説明します。説明の中でもカエサルとクレオパトラ、聖徳太子、卑弥呼などを現代風のイメージ画像で笑いを取るユーモアがあるプレゼン。和やかな雰囲気で進みました。

大森さんの説明

<実践>
次は外に出て、里山のもの(主に植物)を使って染める手法の説明を聞いた後、思い思いの場所で材料を取ります。ある人は枯れ草を両手いっぱいに、ある人はミントの葉をメイン、ある人は鉄くずも混ぜてみたり、人によってどういう材料を取るかで性格が表れていました。

材料集め

材料を集めた後は、用意した手ぬぐいに思い思いに配置していきます。ここでも性格が如実に表れていて、キレイに並べる人・大胆に配置する人・乗せた順から丸めていく人などがいました。

ある人の配置1

ある人の配置2

材料を乗せた後はくるくると巻いてしっかりと縛って、水に浸して馴染ませます。その後に事前に里山の材料から抽出した液に漬けて、しばらく待ちます。

染め液へ漬ける前の馴染ませ
染め液へ漬ける

<交流>
小腹も空いてきたので、食事を食べながら交流。料理スタッフの上岡さんが作ったイノシシ肉の角煮や肉巻きおにぎりを味わいながら染めるに関する疑問を大森さんに聞きます。大森さんの染色に関わる知識は、とても深くて何でも答えてもらえるので勉強になります。ありがとうございました!

集合写真